伊根の薦池にはこの地でしか作れないとされる、大粒で美味しい小豆があります。この小豆は大粒で味も良く煮崩れしにくいのが特徴なのですが、これと同じものを作ろうと種を持ち帰り、他の地に植えても普通の小豆にしかならないので、幻の小豆と呼ばれています。
大納言は普通の小豆より大粒で煮崩れし難い物を言い、名前の由来は武士は切腹して腹を切るが、公家(大納言)は切腹しないので、豆の腹が裂け難く煮崩れし難いことからつけられたそうです。

薦池大納言は一般的な大納言よりさらに大粒で、普通の小豆は一本のサヤに4~5粒の豆が入るのですが、薦池大納言は1本のサヤに10粒ほど入る豆もあります。
そしてこの薦池で収穫された小豆はその特性を維持するため、10粒以上入った大きなサヤを選別して、来年の種として残す作業も繰り返しています。
薦池だけでどうしてこんなに大きな小豆が出来るのかよく分かっていませんが、そうした
選別作業や、山間の特異な気候やその土地の土質などが影響していると思われます。
まぼろしの小豆と言われていますが、薦池集落は以前十数件の世帯があったのですが、今では2人しか暮されていない限界集落です。ほんとうに幻とならないように地域が協力して薦池大納言を残して欲しいものです。
|
|
|
|
|
|
|
 |

|